1. 生成AIとは
   生成AIは、人が作り出すようなテキスト、画像、音楽、動画などのコンテンツを自動で生成する技術です。この技術の優れた点は、大量のデータをもとにコンピュータが学習し、それを基に新しい、オリジナルのコンテンツを創出する能力にあります。従来のような、単に既存のデータをコピーするのではなく、学習したデータを基にして新しい創作物を生み出す点が画期的であるといえます。
2.Microsoft Copilot(コパイロット)
 Microsoft Copilotは、MicrosoftとOpenAIが協力して提供している生成AIを活用したサービスで、テキストによる回答だけでなく、画像生成も可能となっています。言葉で質問や指示をすると、リアルタイムに回答してくれます。また、イメージする言葉を入力すると、その通りの画像をすぐに生成してくれます。CopilotはWindowsに搭載されており無料で利用できますが、Microsoftのアカウントが必要となります。
3.Copilotの起動
インターネットのブラウザソフト「Microsoft Edge」を起動します。
「Microsoft Edge」の右上にある、「Copilot」ボタンを押します。
右側に、以下のようなタブが現れるので、最大化ボタンを押します。
以下のような画面になります。
4.質問してみよう
画面下の枠に、質問文を入力します。
例として「水産業の課題を教えて」と入力してみました。
その解答が以下の通りです。
しかし、解答には間違いもよく含まれるため、使用する際には検証が必要です。
5.問題を作成させてみよう
画面下の枠に、問題を作成するよう指示します。
指示は細かく記述する方が精度が上がります。
例として「六次産業化の意味を問う問題を作成して」と入力してみました。
穴埋め問題が良いので、指示を以下のように変えてみます。
「六次産業化の意味を問う問題を、穴埋め形式で作成して」と入力してみました。
6.画像を生成してみよう
画面下の枠に、画像を生成するよう指示します。
例として「パソコンを使用する学生の画像」と入力してみます。
イメージに合わない場合は、さらに具体的に指示します。
例として「ノートパソコンを使用している高校生の画像」と入力してみます。
さらに具体的に指示してみます。
「ノートパソコンで、一人でプログラミングをしている日本の女子高校生」と入力しました。
このように目的に合わせて、画像を生成することができます。
画像をクリックするとダウンロードすることができます。
ブーストについて
画像を生成していくと、生成結果の右下にある、コインマークの数字が減っていきます。
この数字は「ブースト」といい、高速に画像生成できる回数を表しています。
回数を使い切ると、生成速度が低下し、最大5分かかることもあります。
1週間で15のブーストが割り当てられます。
有料版では、多くの回数が割り当てられます。
7.最後に
   生成AIはさらに多くの機能を持っており、Excelの表を自動生成したり、プログラムのコードを作成させたりすることもできます。この生成AI上手に活用することで、日々の業務効率も格段に効率よくなると考えられます。
 ただし、使用する際には生成された結果の中身について検証することと、質問する文章に機密情報や個人情報を入れないことに注意してください。